『戦国自衛隊〜女性自衛官死守セヨ〜』(2011/09/19)

台風の影響の風が少し涼しい夜です。



( 今回のブログは観劇した方ではないと意味の解らぬように心がけて書きましたが )
( 完全にネタバレを回避したい方は読まないことをお薦めします )



2011年9月19日(
敬老の日



本日も池袋サンシャイン劇場から帰って参りました。



劇団ゲキハロ第11回公演『戦国自衛隊〜女性自衛官死守セヨ〜』
一回目と二回目の公演を観て来ました。



これで
『帰還セヨ』『死守セヨ』
両方とも観たわけですが



今回のパンフレットに
死守セヨ帰還セヨ

プロデューサー 丹羽多聞アンドリウ兄さんが
こういうことを書かれていました。

私は顔合わせの席で「ライバルは相手チーム、競え」とけしかけた。

なので



自分は普段あまり
こういう事は書かないのですが
あえて甲乙つけて
この後の奮起に期待するという意味もこめて



今回
ここで
はっきり自分的判定をします。



舞台劇としては
完全に
『死守セヨ』チームの勝利です。



理由は



再びパンフレットから
『帰還セヨ』チーム演出 鈴木早苗さんのお言葉

正直申しますと、稽古を始める前は「きっとアイドルなりの芝居なんだろうな」と思っておりましたが、稽古に臨む彼女たちの覚悟や、ダメ出しを聞くときの真剣な表情、それにこちらの要望に的確に応え、それ以上のものを出してくる皆さんに日々驚いています。

『死守セヨ』チームの脚本・演出を担当している
塩田泰造さんは、上で書かれている



>「きっとアイドルなりの芝居なんだろうな」



なんてことは微塵も思っていないでしょう
当たり前です、Berryz工房 ℃-ute との付き合いの長さ違うのですから。



演者を
より
理解しているか
より
愛しているか



その差が最後まで出たように感じます。



脚本でも
『帰還セヨ』チームの林誠人さんは
wikipedia:林誠人



数多くテレビドラマの脚本を手掛けている大ベテランですが
舞台の脚本の経験は少ないようです。



どうも
起きてることをセリフで説明、解説しないと気が済まないようですね
テレビドラマでありがちな説明過多な気がしました。



特に
大物俳優
テキサスこと、本多秀綱こと、勝野洋さんに気を使ってなのか
見せ場的説明セリフ…



あの悪魔な所業は
言わないで
後から「そうだったのか!」と思わせた方が効果的で
悲劇的だと思うのですが。



( セリフとは関係ありませんが )
( 暗転が多かったのも少しげんなりしました )
( 暗転すると気分が一旦リセットされるので )
( そこから戻すのに時間とエネルギーが要るんですよね )



その辺り舞台脚本を多く手掛けている
塩田泰造さんは
よく解ってらっしゃって
もちろん説明セリフは使われてますが
タイムスリップした理由など
わざわざ解説しなかったり必要最低限だったと思います。



そして今回も
塩田節のセリフ回しが
パワーアップしてて



上杉2等陸士 こと 清水佐紀



小宮2等陸士 こと 嗣永桃子



河合2等陸士 こと 徳永千奈美



若槻陸曹長 こと 鈴木愛理



つぶら こと 岡井千聖



絶姫 こと 萩原舞



みんなに
「キュンキュン」してしまいます。
( 気持ち悪くてサーセン



観た後に演者みんなを
より
好きになれる
それが
塩田脚本なんですよねぇ。



ここまで塩田さん
ベタ誉めなので
逆に説明不足で「解らねえぞ!」なところを(笑)



民間人 神戸克夫(かんべかつお)は何故自衛隊が嫌いなのか?
の説明がありません。



「子供のころに〇〇な理由があって…」的なエピソードがあったら良かったと思うのですが
もしかして、その理由を話すシーンがあったのを
時間の都合でカットされたのかもしれませんね。



もうひとつ
山姥一族の長 不動(ふどう)が始めて登場する時
つぶらを二度も助けてくれた”というような意味のセリフを言うのですが
これの説明も『死守セヨ』では説明がありません。



実は
これ『帰還セヨ』とリンクしていて
そちらを観て「なるほどー」と解る仕組みになっているので
塩田さんが悪いわけではないんですがね
やっぱり親切ではないです。






さあー
随分と『死守セヨ』ばかり誉めちゃいましたが



まだ
『帰還セヨ』が2日で2回
『死守セヨ』が1日で2回
観る予定です。



これからで
その印象は変わるかもしれません。



舞台は、それが在りますから!

( 結構ネタバレしてたな(汗) )
△△△*^-^)△ねこまんが工房♪♪△△△