『シュガースポット』(2012/11/27)

東京千穐楽



劇団大人の麦茶第二十杯目公演
シュガースポット



『シュガースポット』



あー
もう1,2回観たかったなー
内容が解ってると序盤の
天月さんの歌辺りでもう
“うるっ”って来ちゃって



まあネタバレというか感想ですか
今回
幽霊が出てきます



自分が知っている中で
塩田脚本で
幽霊が出てくる作品といえば
寝る子は℃-ute
ネムレナイト』
三億円少女』『戦国自衛隊 〜死守セヨ!〜』もかな? ちょっと違うかな? )
比較的得意分野なんですかね?



今回の物語
あらすじを書こうとすると結構難しいです



塩田さんも最初は
“幽霊との三角関係な恋物語
を考えてらしたのではないでしょうか?



それが
いささか祖父への愛情が強すぎる孫娘
山崎青葉(ヤマザキ アオバ)

家ではTHE職人だが外では若い女性と・・・な祖父
山崎誠亮(ヤマザキ セイリョウ)

将来へのイメージが掴めず何かやりたいけど何をしていいのか分からないまま果物屋バイト中な女性
玉城希(タマシロ ノゾミ)



およそ恋愛には繋がらない老人と若い女
それに嫉妬する孫娘
という複雑な関係な物語に・・・




一番最初に観たときはですね
正直
宮原さんの老け演技に違和感を感じていました
途中の「俺」って言うあたりから若い誠亮に戻ればいいのに
って思っちゃいました



しかし
二回三回と観ていくと
ドンドン老人誠亮になって行ってるんですよ



戦後を回想するシーンは見事でした





徳永千奈美演じる
玉城希
三億円少女依子を彷彿させ



最初のシーンでもう
完全に好きになっちゃう雰囲気を身にまとってますね
千奈美が好い演技するんですよねー
千奈美には何も足さない演技がマッチしています



逆に
足す演技がマッチするのが
山崎青葉を演じた矢島舞美さんだと
これまで少し固めの演技をする舞美さんでしたが
今回の舞台で演技開眼したんじゃないかって
自分は思っています






宮本佳林ちゃんや田辺奈菜美ちゃんの話もしたいですが
長くなっても誰も読んでくれてないでしょうから
今回の舞台で「上手いなー」って感動したシーンについて
書きます



ラストの少し前
畳職人見習い慎之介中江翼)が
青葉に畳包丁を手に持たせ自分の首に突き立てるシーンの
その後ろを夜子村上東奈)が上手から歩きだし
青葉の背後で一度停まり
何もせず下手へ消えていくところ



「もう一度何かあるのか!?」と思わせて去っていく
緊張させてホッとさせるんですよね



大好きなシーンは他にあるんですが
このシーンにゾクってさせられます






おしまいに
東京千穐楽に諸事情でやっと発売されたパンフレットに書いてあった
塩田さんの文章の追記に
こんなことが書かれていました



追記。
シュガースポット』の原案は、今はもうハロー!プロジェクトを卒業したある女の子が
2007年7月に書いたブログの文章からいただきました。懐かしさと感謝をこめて記しておきます。



( オタさんはスグ見つけますねースゴイサスガです )

http://yuukarin.com/egg/yuuka/p=154.html


△△△*^-^)△ねこまんが工房♪♪△△△