まんが日記(その29) 「鈴木先生」 -7-
鈴木先生は、どんな問題でも悩む
例えば
給食のメニューから、酢豚を廃止するという時に
一人だけ、酢豚が大好きな生徒がいる
一人の生徒を、傷つけて酢豚を廃止していいのか?
しかし、酢豚をまったく食べられない生徒もいる
事は、多数決で決めていい問題なのか?
鈴木先生は、数多くの問題に
これまでの経験で確立した思考法で
立ち向かっていく
7巻は、前巻から
鈴木先生自身の問題で、クラス討議
『鈴木裁判』の後半
鈴木先生は、自分自身の問題に
どうやって、対処していくか!
これまた、日記をつけるのが大変な、まんがです
今巻について、おおまかに語ろうとしても
前巻から話が続いてますし
内容が詰め込まれ過ぎてて
私の文章作成力では、とてもではないですが簡単にはまとめられません
(セリフが、膨大なんです!)
それなので
『鈴木先生』全体について
『鈴木先生』は、面白いまんがです
教師モノといっていい、このまんがを読むと
教師が、落ちこぼれ生徒に立ち向かって
熱血だけで、生徒が更生していくような*1
まんがが
薄っぺらくカンジてしまいます
私は、4巻から5巻にかけての『掃除当番』という話が
とても好きで
「世間でも現場でも−−」
「今は落ちこぼれや問題児がいかに傷ついているか」
「−−そこに意識を割くことに傾いている」
「まだ足りないまだ足りないと−−」
「それはそれで事実だが・・・」
「だけど今の学校教育は」
「我々が普段思っている以上に−−」
「手のかからない子供の心の摩擦の上に支えられているんだ・・・」
自分の経験からも、高校進学時に
自分が、もう少し手のかかる生徒で
ちゃんと進路指導をやってもらったら・・・
なんて、ウン十年経った今でも思うことがあります
これ以外にも
1巻の『げりみそ』、『酢豚』は
『鈴木先生』というまんがを、理解していく導入として
面白い話です
しかし・・・
『鈴木先生』の大部分を占める話が
クラス内の、恋愛問題
それも、中学生をリアル(?)に描くと
かなり、どぎついところまで話しは、突っ込んでいきます
これには
5巻まで読んで行って
少しゲンナリ感がありました
これは、6巻7巻の『鈴木裁判』という話を読んで
討議の進行
物事を考え進めていく思考の仕方
話の構成が、素晴らしい
話しのテーマとして、”ソレ”があるだけで
書きたいところは、”ソレ”では無いんだな
と、やっと理解できました
2学期になり
話しがどうなっていくか
すごい楽しみな、まんがです
△△△*^-^)△ねこまんが工房♪♪△△△
*1:野球やってとか