『らん―2011New virsion!!―』(2011/05/27)(その2)

(すいません続けます)



まず
「感情移入できるキャラクターが見つからなかった」
というのは不正確で
「あるキャラクターに感情移入しようとしたが出来なかった」
が正確でした。



『らん』の登場人物の中に
【正太郎】という男が居ます。
(ネタバレです注意)



村の何人もの女に
あまつさえ次期村長(むらおさ)のいいなずけ【お綾】にも手を出し
「みんな恋愛だ!」と豪語する男



【らん】が10年前
はじめて自分たちの集落(赤谷)以外の人間から
優しくされ
イイオンナ」と言われ
以来、一度も会ったことも無いのに
想い焦がれてる男です。



自分は、この男
【正太郎】を【諸星あたる
【らん】を【ラム】と
うる星やつら』の相関関係に当てはめてしまい観てしまい



その間違った思い込みが
その後の物語の展開の【正太郎】の行動に
どうしても感情移入出来ない結果になってしまったのでした。



もし
【正太郎】=【諸星あたる
【らん】=【ラム】
【お綾】=【しのぶ】
そして、村=地球
という構図であったなれば



普段は浮気ばかりしている【あたる】だけど
本当は心の深いところで
【ラム】を想っていて
それでも



どうにもならなくて



地球の為に【ラム】を
斬り殺さなければならないという
展開の演出であれば



自分は【正太郎】の
この哀しくてやるせなくてどうしょうもないけど
そうせざるを得ない行動にも
どうにか納得出来
涙してしまうところなのですが



【正太郎】は口の上手い
女たらしにしか見え無いのです。
制作側の演出は違うのかもしれませんが
舞台からは、そうとしか自分は捉えられませんでした。



「【らん】も【お綾】も自分も死なねぇ!」
とか言ってたくせに
それを出来ずに。



その後に自分の行動に一生悔い
続けても…



やはり納得出来るものではありませんでした。



そういった理由で最初観た時は
前回に書いた日記のようになったのですが



今回は
【らん】の気持ちになって観ていました。



愛するものに殺されなくてはならない気持ち
勿論【らん】は、わざと斬られたのです。



その健気さ



…反則です(涙




いやぁー二度観て良かった!



自分なりに納得できました。



ちょっとね
矢島さんのことが……
(これは浮気ではありませんよっ汗)

△△△*^-^)△ねこまんが工房♪♪△△△