『1974』の感想(その1)

先週
曜日に
Berryz工房 ℃-ute 総出演で
熊井友理奈 主演の映画
王様ゲーム
が(やっと)公開され




昨日
曜日には
℃-ute 中島早貴 岡井千聖 主演
劇団大人の麦茶 第十八杯目公演
『1974』
千穐楽を迎えました




ので




そろそろ
感想を書いていこうと思います。




まずは
『1974』



「そう遠くない未来、日本列島は改造されて、
自動車は空を飛び、人類は金ぴかの服を着て
宇宙学校に通うらしい。でも1999年には
なにもかもが滅びるらしい。私は、そういう
世界中のすべてのことが、すべて、どうでも
よかった。・・・私は、ただもう、
彼に夢中だった」


美しい娘は若い男に恋をした。
でも若い男には秘密があった。


大人の麦茶『1974』


薄暗い部屋。頬寄せ合って見た白黒テレビ。
天然色の君の横顔、なによりもだれよりも眩しい。


『1974』チラシ表




初見の舞台、コンサートは
いつもドキドキワクワクします。




今回は前評判も高く
3月の公演を中止にせず
12月に延期しての公演ですから
「どんな作品が観られるのだろう」と
こっちもハードルを高くしての観劇。




結果
感想は




「甘くて」
「辛くて」
「酸っぱくて」
「苦くて」




色んな味覚的感情で、いっぱいになる舞台でした。




比較ではありませんが
ゲキハロ三億円少女
心に“ガツン”と強い衝撃を受けたのに
対して




『1974』
前にも話しましたが
“じわーん”と心に沁みこみ
やさしくダメージを与え続けるというカンジ。




ずっと静かに、そこに居てくれそうです。




ちょっと
抽象的になり過ぎたので話を具体的に・・・。




子供の権利なんてものを考えもしなかった時代。
弱者、マイノリティーが蔑視され偏見の目で見られ差別される時代。
日本で使われる意味でのハラスメントなんて言葉が存在しなかった時代。
強者、権力者が、いつでも傍若無人だった時代。




そんな時代に
大富豪ではないけど比較的裕福な家庭で不自由なく育った
緊張しいの上がり症で男子をガサツでと嫌悪しつつも恋愛には興味津々
夢見がちな好奇心旺盛娘
中島早貴さん演じる古見りつ子




ストーブの灯油も買えぬほど貧乏な家庭で
5年前に兄が蒸発し
金に汚く差別偏見が酷い被害妄想な父とふたりで暮らす
潔癖で真っすぐな娘
岡井千聖さん演じる三島翼




父が請負った替え玉受験のため( そして自分の学力を確認したいため )
男子の扮装をし
“ワタナベノボル”として
受験した一流高校の入学試験会場で
出会い




恋をする。




冒頭のあらすじは、こんなカンジですが




まず
ふたりへの宛て書きが素晴らしい!
なっきぃちっさー
( いきなり、ここから、そう呼びます )




ふたりの性格の、ある部分が
的確に役に投影されていて
このふたりでなければ考えつかなかった物語だと思います。




たびたびすみません-中-


たびたびすみません-中-
http://t.gree.jp/?action=public#action=blog_view_per_entry&blog_id=615199127&group=single-blog_view_per_entry&tab=blog_view_per_entry&user_id=30393881




そして特筆すべきは
なっきぃの好演。




あの
物語のはじめから、おしまいまで
感情のテンションの上げぶりは
とんでもなく大変で疲労を伴うものだと思います。




それを一日三公演なんて・・・
やっぱり、とんでもないです!




ちっさーは、それを受ける
“静”の演技。




兄を想う妹の演技。
男子に扮装しての演技。
内に秘めた感情の演技。
凄く難しかったと思います。




ちっさー自信もって!
しっかり男の子でしたよ。


( そんなこと言われても嬉しくないか(笑) )




そして、ふたりの架け橋となる役
幼いが一本芯の通った自分的な善悪感を持つ娘。
寒竹藤子を演じた工藤遥さん




モーニング娘。になってしまって逆に経験の場を狭めることのないように
定期的に善い舞台に上がって欲しいですね。




成長が楽しみです。




三月の公演あれば出演するはずであった
スマイレージ新メンバー竹内朱莉さんに代わって
古見りつ子の妹である
古見路子を演じた宮本佳林さん




役は物語の中心とは関わらない役ですが
この舞台に対する意気込みは
期間限定の『1974』ブログの更新の多さを見れば解ります。


大人の麦茶第十八杯目公演「1974(イクナヨ)」期間限定ブログ
http://www.gekidan-online.com/blog/1974/


( やっぱスゴイよカリンちゃんは )




同じく3月の公演より変更して出演
あんな、母親が欲しかった(笑)
森実友紀さん




実は超天然兄貴なんじゃないかと想定して
桜のくだりのシーンを思い返すと面白くてしょうがない
南翔太さん
( こう見た顔が多いと楽しくてしょうがありませんです )





初舞台で、落ち着きの舞台上の態度に驚いた
岩田陽葵さん。
( パンフレットの写真より随分大人になっていた )




初めてでしたが
身体もデカけりゃ、声もデカイ(失礼!)
磯和武明さん。
( もっと違う演技も観てみたいと思いました )




横浜ちゃん、ハカイダー長尾景虎
今度はどんな役を観せてくれるんだろうと楽しみでたまらない
斉藤佑介さん。
( 今回の寒竹春彦、一番好きかも・・・ )




そしてそして
劇団大人の麦茶!!!




「ありがとう脚!、いつも綺麗だよ脚!!」
宮原将護さん
どじまちゃんは本当は頭悪くないと思うよww )




「要らねえよ!…くれよー!!」
和泉宗兵さん
スケジュン、いいキャラです )




刺されても死なないキャラを確立?
なみちょー
並木秀介さん
( 喉が完治した後、またその美声wを聴く日をお待ちしております )




カズさん
中神一保さん
( ダメ男Ver.のカズさんも好きだけど、昭和の男Ver.のカズさんも好きだぜ )




座長みーくん
池田稔さん
( あなたが居るから大人の麦茶は、まとまっているんです )




そしてそしてそして
脚本演出
塩田泰造さん
( いつも “きゅんきゅん”させられたり “うるうる”させられたりで )
( 今回もホント参りました )




ですが
物語について疑問やツッコミたいところも
あります。




続けて書きたいのですが
ちょっと長くなりすぎました。




ので
続きは明日以降に




一番の疑問である
ラストシーン
を中心に




自分なりの解釈を、していこうと思います。


△△△*^-^)△ねこまんが工房♪♪△△△