まんが日記(その15) 「クロスゲーム」 -14-

クロスゲーム 14 (少年サンデーコミックス)

タイトル
クロスゲーム
巻数
14
作者
あだち充
掲載誌
週刊少年サンデー
出版社
小学館
発行日
2009/03/11


幼なじみの 樹多村光月島若葉

そして、ひとつ年下の妹 青葉

  光←若葉・・・大スキ
  光←青葉・・・大キライ
  若葉←青葉・・・大スキ


若葉

同じ年、同じ日、同じ病院で生まれ

生まれた時から隣にいた存在

誕生日には毎年お互いに予算を決めて

プレゼント交換


が考えるのが面倒だろうと

若葉 は、もらうプレゼントの予定表を渡す
その予定表には、20才までのプレゼント候補が書かれていた

  12才 かわいいブローチ
  13才 かわいいサンダル
  14才 かわいいサイフ
       ・
       ・
       ・
  18才 ちょっと高いピアス
  19才 まあまあ高いネックレス
  20才 婚約指輪
    つづく・・・・



少五の夏休み

短い、短すぎる梅雨

長く、暑い夏

それ以後 若葉 に、プレゼントを渡すことが出来なくなってしまった・・・





中3の秋

あの日の朝

店の前を掃除していた 赤石*1 に、しゃべった

若葉 の夢のはなし

  「お前がピッチャーで、」
  「おれがキャッチャー、」
  「舞台は超満員の甲子園−−−」
  「そんな夢を見たらしい」




若葉 がスキな がキライな 青葉

若葉 「ああ見えてかなりの負けず嫌いなんだから、コウは」

青葉 「はん!キャッチボールもまともにできない男が何をぬかす」

若葉 「コウをその辺の男と一緒にしていると、あとで痛い目にあうぞ」

    「あいつが本気になったら日本一のピッチャーだって夢じゃない」

    「160キロだって出せちゃうかもよ」




高校に入り野球を本格的に始めた




高3の夏

若葉 の見た夢へ

の高校生活最後の夏が始まる



第2部完結の14巻です

遂に出ました

「私のまんが人生の転機となった、まんが家4人」

2人目


あだち充先生です


水島新司先生で、まんがと本格的に出会い

その後は

スポーツまんがや、ギャグまんがにしか

興味をもっていなかった

私ですが


そこに出会ったのが

少年ビッグコミックに連載されていた

『みゆき』 でした


少年ビッグコミックは、昨年休刊してしまった

ヤングサンデーの、前身の雑誌であり

そのまた前は、まんがくんという雑誌で

水島先生の『球道くん』などが連載されていました



思春期に差し掛かっていた、私には

衝撃的作品でした


その後に始まった 『タッチ』

過去作品の 『ナイン』 『陽あたり良好! と読み進めて

人生のある時期に大きな影響をうけました




あだち作品で、特に好きなまんがは?

と聞かれたら


連載作品では

陽あたり良好! (フラワーコミックス全5巻)
 

『ナイン』 (少年サンデーコミックス全5巻)
 

『ラフ』 (少年サンデーコミックス全12巻)
 


読み切り作品では
『テイク・オフ』ショート・プログラム1 掲載)


あたりを挙げます(もちろん『みゆき』『タッチ』も大好きですが)


ブコメで有名な、あだち先生ですが

男同士の友情がちゃんと描かれている

まんがが多い事と


あだち先生の本当の良さは

中短編に表れていると考えているからです




さてさて クロスゲーム 14巻ですが

休載中だった、本作

再開のタイミングでの出版です

ずいぶん開きました


あだち先生が、コンスタントに

サンデーで描きはじめてから

連載中の作品を、こんなに休むなんて事は

今迄ありませんでした


そして 『小学館漫画賞』 受賞

「もう貰う立場でなくて、あげる立場でしょ!」

なんて思うのですが…

よく判りません



判らないと言えば

前作品の 『KATSU』

打ち切りのような終わり方をし

そして、次に始まったクロスゲーム

連載10話にて(急展開なストーリー運びで)

1部完

またお休み


このところの、あだち先生は

何か、ヘンだなぁと、ずぅーっと思っていました


それどころか

私は、雑誌では

週刊少年サンデー

一番長く購読しているのですが

サンデー自体にも

ココ何年も違和感を感じていました



(※この日記に書かれてある事の、すべては感想であり、事実に基づいたものではありません)

面白くてまだまだ続けられる

まんがが、いきなり終わる


そのまんが家の次回作は

短命に終わる


連載が終了している、まんがが

アニメ化されると新ストーリーで連載再開され

ちゃんと終了させた、まんがを再開させるので

テンションが上がらないのか

以前ほど面白くない


新人まんが家の連載ことごとく

ヒットせず


・・・


このような事は

『金色のガッシュ!!』の作者

雷句誠氏の起こした

「原稿紛失裁判」*2によって

少年サンデー(小学館)編集部

編集者の内情、仕事ぶりが

一方的ではありますが

明るみになった事で

イロイロ合点がいきました

参照:wikipedia:雷句誠



真偽のほどは判りませんが・・・


週刊少年サンデー雑誌自体の

雰囲気、内容がおかしくなってる事は

長年、購読してきて感じていたのは

事実でしたから


そして、私は昨年10月

クロスゲーム 2部完結を区切りとして

週刊少年サンデーの購読を止めました




閑話休題



あー長い、寄り道でしたー


ホントに、さてさて、14巻ですが

3年の夏が始まります


三木

いいキャラですねー

そのまま転校せずとも

たちと

「勝ったら全員で抱き合える野球」

が出来たと想うんですけどねー

スカウト組というプライドがあったのかなぁ


星秀学園も や、

メインキャラの活躍だけではなく

若葉と同級の2年生が

公式試合に出られない若葉の代わりに

(ホントは、好意をもってほしい為に)

努力し活躍するところが、この巻でのいいところですね


見事、二回戦を

ノーヒットノーラン逃しの1HRの1点で勝ち進みます



・・・というところで、2部完です

やはり、凄い中途半端なところでの

中断です

1部完との、重さが全く違います



3部は普通に始まっているようです

ですが、一度離れた 週刊少年サンデー

戻る事はしません

これからは単行本のみで楽しみたいと思います

△△△*^-^)△ねこまんが工房♪♪△△△

*1:
光 若葉の同級生 
若葉に好意をよせる 
学年で一番ケンカが強い(小5当時) 
酒屋の息子 
高校に入って光とバッテリーを組む

*2:正式な名称では、ありません