まんが日記(その17) 「銭」 -7-
交通事故に遭い、植物人間状態になった少年、山田義男(チョキン)は
女性に「ライプニッツ方式」と、「新ホフマン方式」どちらがいい?と尋ねられます
それは「死んだ時の逸失利益の計算方法」だったのです
チョキンは、既に身体から霊体が離れており
ジェニーと名乗る、その女性も同様の存在で
お金に執着心があり漂い続けてるのだと、話します
チョキンは、ジェニーに外の世界に出ようと誘います
「病院にいる だけじゃ 立たないフラグ があるんだよ きっと」
「鍵 は外の世界だ」
身体をほっぽって、チョキンとジェニーは、様々な業界のお金事情を覗きに行きます
最終巻となる、7巻は「葬儀編」のつづき
−−−−(7巻 前巻の「あらすじ」より抜粋)
あるとき病院に戻ると、そこにいたのは幽体離脱中のチョキンの祖父!
祖父は自身の葬儀を「陽気でハッピー」にしてほしいと言い残す
祖父の望みを叶えるためになんとか生還したチョキン
だが既に、金儲け主義の葬儀屋『ネオファミリー』が動き出していた!
−−−−
チョキンは、祖父の願いを叶える事ができるのか!?
ジェニーのお金にこだわってきたきた理由が判り、解放される「ホスト編」
そして、あっと驚く(?)最終話をむかえます
最終巻である7巻を読んだ感想は
「このまんがSFだったのか!」
ってカンジです・・・
最終話が、あまりにも「!?!?!?」で、一回読んだだけでは理解出来ませんでした
「あとがき」で作者自身が書いていますが
雑誌連載時にもこのオチには「あまりの唐突さにドン引きした」という感想がたくさんあったようです
確かに、このオチはなくても成立するかなぁと・・・
これまた、作者が「あとがき」で書いていますが、伏線をもう少し張っておけばね
しかし、このオチの為、まんが全体が台無しになってしまった訳ではなく
イロイロ違った意味で問題のある、良いまんがだったと思います
まんがの趣味としては、”オベンキョウ”になる
いわゆる『〇〇入門』的なまんがは、好みではないのですが
結構興味深く最後まで読めました
(後半は少し、内容が薄くなったかなぁという印象もありますが)
作者の鈴木みそ氏のまんがは、初めて読んだのですが
これ以外のまんがも読むかは・・・?
内容次第、出会い方次第ですかね
△△△*^-^)△ねこまんが工房♪♪△△△