まんが日記(その17) 「銭」 -7-

銭 七巻 (BEAM COMIX)

タイトル
巻数
7(完)
作者
鈴木みそ
掲載誌
月刊コミックビーム
出版社
エンターブレイン
発行日
2009/03/25


交通事故に遭い、植物人間状態になった少年、山田義男(チョキン)は

女性にライプニッツ方式」と、「新ホフマン方式」どちらがいい?と尋ねられます

それは「死んだ時の逸失利益の計算方法」だったのです


チョキンは、既に身体から霊体が離れており

ジェニーと名乗る、その女性も同様の存在で

お金に執着心があり漂い続けてるのだと、話します


チョキンは、ジェニーに外の世界に出ようと誘います


「病院にいる だけじゃ 立たないフラグ があるんだよ きっと」

「鍵 は外の世界だ」


身体をほっぽって、チョキンジェニーは、様々な業界のお金事情を覗きに行きます



最終巻となる、7巻は「葬儀編」のつづき


−−−−(7巻 前巻の「あらすじ」より抜粋)
  あるとき病院に戻ると、そこにいたのは幽体離脱中のチョキンの祖父!
  祖父は自身の葬儀を「陽気でハッピー」にしてほしいと言い残す
  祖父の望みを叶えるためになんとか生還したチョキン
  だが既に、金儲け主義の葬儀屋『ネオファミリー』が動き出していた!
−−−−


チョキンは、祖父の願いを叶える事ができるのか!?


ジェニーのお金にこだわってきたきた理由が判り、解放される「ホスト編」


そして、あっと驚く(?)最終話をむかえます

最終巻である7巻を読んだ感想は

「このまんがSFだったのか!」

ってカンジです・・・


最終話が、あまりにも「!?!?!?」で、一回読んだだけでは理解出来ませんでした



「あとがき」で作者自身が書いていますが

雑誌連載時にもこのオチには「あまりの唐突さにドン引きした」という感想がたくさんあったようです


確かに、このオチはなくても成立するかなぁと・・・

これまた、作者が「あとがき」で書いていますが、伏線をもう少し張っておけばね


しかし、このオチの為、まんが全体が台無しになってしまった訳ではなく

イロイロ違った意味で問題のある、良いまんがだったと思います


まんがの趣味としては、”オベンキョウ”になる

いわゆる『〇〇入門』的なまんがは、好みではないのですが

結構興味深く最後まで読めました

(後半は少し、内容が薄くなったかなぁという印象もありますが)



作者の鈴木みそ氏のまんがは、初めて読んだのですが

これ以外のまんがも読むかは・・・?


内容次第、出会い方次第ですかね

△△△*^-^)△ねこまんが工房♪♪△△△