まんが日記(その19) 「ACONY」 -1-
海外での仕事が多い母親のおかげで
祖父と同じアパートに住む事になった
空木 基海(うつき もとみ)
この築80年のおんぼろアパートには、風変わりな住民が住みついていた
緊張すると姿が消えてしまう、管理人の吉岡(よしおか)
酔っ払ってしまうと正体が、ある生き物にかわる、フリーの女性編集者の巳園(みその)
そして真夜中に、父親である
夜しか、仕事のできない怪奇小説家 ハッシュ・ランチェスターの
仕事の邪魔にならないように、廊下でねずみと遊んでいる
アコニー・ランチェスター
アコニーは自分は死人であると言いだす
そして、ある研究の事故によって、姿を消した日本人の母を探しに日本へやってきた
というのだ・・・
基海は、この変わったアパートで慣れたり、慣れなかったりしながら
生活していく
その中で基海との、関わりによってアコニーに少しずつ変化が
そして、アコニーの母親の研究とは!?
2003年から04年にかけて連載され中断していたが
この度、連載再開
そのタイミングでの単行本化
前回の日記『幻影博覧会』でも書きましたが
冬目 景ほっぽらかしまんがの中のひとつです
作者は、この『ACONY』を連載中断している間に
同じ掲載誌である月刊アフタヌーンに
完全に『ACONY』は、打ち切りと見られる行動をとっていましたが
作者には珍しく『ハツカネズミの時間』の連載をちゃんと終了させての
連載再開となりました
これまた、冬目 景ファンには待ちに待った単行本発売なんでしょうね
『ACONY』の、この舞台設定であれば
ホラーコメディのような
もっとポップな、お話も作れると思うのですが
それを、冬目 景氏はしません
アコニーの自分の正体への苦悩
アコニー(と父親を)そのような体にしてしまった母親の実験の内容
そのあたりがメインとなって物語は綴られていきます
まぁ、冬目節ってヤツなのでしょうか
この人は、好き嫌いが分かれる、まんが家さんですね
私は・・・うーん
『ACONY』は面白かったです
△△△*^-^)△ねこまんが工房♪♪△△△